私達は、日常生活を送っていく上でさまざまな税金を支払っています。税金もその内容はさまざまですが、通常いわれる種類は次のようになります。
1-1 国税と地方税
税金も誰から課税されるものかの違いにより、次の2つに区分されます。
1.国税
国により課税され、国に納める税金です。
2.地方税
都道府県及び市区町村等の地方公共団体により課税され、地方公共団体に納付する税金です。 都道府県により課税される税金を「道府県税」、市区町村により課税される税金を「市町村税」といいます。
1-2 直接税と間接税
税金も負担する人と納める人の違いにより、次の2つに区分されます。
1.直接税
税金を負担する人と納める人が同じ税金です。これは、税金を負担する人がそのまま税金を納めるため、 税負担を直接感じる税金です。
2.間接税
税金を負担する人と納める人が異なる税金です。これは、税金を負担する人が税金をそのまま納めないため、税負担をあまり感じない税金です。
1-3 税金の種類
私達の生活に関係してくる税金を前記の区分により分けると次のようになります。
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直接税 |
間接税 |
国 税 |
法人税・所得税・相続税・贈与税等 |
消費税・関税・酒税・印紙税・たばこ税等 |
地方税 |
都道府県税 |
道府県民税・事業税・固定資産税・自動車税等 |
地方消費税・たばこ税・ゴルフ利用税等 |
市町村税 |
市町村民税・軽自動車税・固定資産税等 |
たばこ税等 |
このようにさきざまな税金が私達に課税されますが、確定申告による所得税は、国に納める国税で、所得のある者がそのまま税金を納める直接税としていうことができます。
また、「直間比率」という言葉を耳にされた方もあると思いますが、これは税金の直接税と間接税の比率です。
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